今回は私が通う慶應経済について受験メインで話して行きたいと思います。
まず、現代文が苦手な子は、早稲田よりも慶應経済を目指したほうが良いと思います。
なぜなら、慶應は現代文ではなく小論文受験であり、経済学部は小論文の配点が他の学部に比べて低いからです。
各教科の配点を確認してみると、
英語・・・200点
選択科目・・・150点
小論文・・・70点
このようになっております。
他の2科目と比較してみると、かなり配点が低いですね。
しかも小論文といっても法学部やSFCのような難易度の高いものではなく、問題文の要約とそれに対する自分の考えを軽く書く程度なので比較的簡単であると思います。
経済学部レベルの小論文であれば、現代文の偏差値と、相関関係はあまりないのではないかと思います。
そして、
慶應経済の合格を目指すことで、いくつか楽な思いをすることができます。
まず一つ目は、慶應経済に受かる子は、大体慶應商学部にも受かっているということです。
これを私なりに分析したところ、慶應経済の問題が解けるレベルであれば、商学部の問題は比較的簡単に解けるからだと思います。
まず、慶應経済は、慶應法学部や上智のような細かい知識を要求するような問題が出ません。
というよりも基礎をしっかりと理解しており、それを応用できるかを問いています。
また英語は長文が長く、速読できればできるほど、より有利です。
一方、商学部は基礎的な問題をよりスピーディーに解けるかを問いています。
したがって1問1問の難易度は経済学部の問題よりは簡単なのです。
また、これは私の経験からの話になりますが、経済学部の問題が時間内に解けるようであれば、商学部の問題も制限時間内に解けると思います。
以上の分析結果から、経済学部受験は商学部受験にも有利に働くのだと言えます。
また選択科目が地歴の受験生にのみにいえる話なのですが、慶應経済は地歴の問題内容が近世以降のみの出題のため、明治の経営学部を併願にしやすいです。
これは明治の経営学部も地歴に関しては、近世以降がメインに出題されるからです。
以上のことからまとめると、
慶應経済は私大専願というよりも国公立を目指す受験生が多く受験する印象ですが、個人的には私大専願の受験生こそ目指して欲しい学部でもあります。
問題自体も悪問は少なく基礎を理解した上での応用を問いているので、過去問を問いて行くだけでも学力向上につながります。